2次元の世界に生きたい

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【2.5次元】刀剣乱舞ミュージカル感想*その2

ミュージカル刀剣乱舞~結びの響き、始まりの音~
千秋楽おめでとうございます~!!

今さらですが、引き続き感想を書いていきたいと思います*

ネタバレあります!!ご注意下さい!

今回は、まさに前作、幕末天狼傳の続きの物語でした。
パンフレットによると、前作を作ったとき、「いつかこの続きを描かなくちゃいけない」という思いがあったそうです。

つまり、今作は土方さんの物語。
新撰組が、土方さんの一生が、刀の時代が、終焉を迎え、そしてその終焉に刀剣男子が向き合う物語。

「ハンカチじゃ足りないから!」と聞いてましたが、ほんとーっにハンカチがびしょ濡れになるくらい泣きました(;_;)

まずは、土方さん。
土方さんが、今までどんな想いで戦ってきたのか、新撰組を守ってきたのか。なぜ刀にこだわって戦ってきたのか。
今まで土方さんが抱えてきたものが、ひしひしと伝わってきました。

土方さんにとっての新撰組は、近藤さんの夢。
刀にこだわってきたのは、命の重さを知った上で剣をふるってきたから。

戦上手で勘の鋭い土方さんが、どうしようもない時代の流れを感じ取っていないはずがありません。
土方さんにとっての五稜郭の戦いは、「死に場所を探すため」の戦いでした。
そして、土方さんが出した答えは、「この時代の幕をひくこと」。

最後の五稜郭の戦いのシーン、夕焼けからだんだん暗くなっていくんです。 1日が終わっていく様子が、刻一刻と迫る土方さんの命の終わりを表しているみたいで…。
ああ、もうすぐ、土方さんの生涯が終わる。刀の時代が終わる。
終焉に向けて土方さんが幕を引くのだ、ということが舞台全体から伝わってきて、涙が止まりませんでした。

最後は、むっちゃんに銃で撃たれて死んでいく土方さん。「流れ弾に当たって死んだ」という史実と一緒なんですよね。
観劇したときは、土方さんがどんな表情をしていたのか、分からなかったのですが、千秋楽のライブビューイングでその表情を見ることができました。

土方さん、笑ってたんです。

何を思って笑っていたのかな。
自分のやって来たことに誇りを持って、
空の上にいる沖田くんや近藤さんを思いながら、今、そっちに行くからな、なんて考えていたのかなあ。

土方さんについてだけでこんなに長くなってしまいました。
刀剣男子にはほとんど触れられなかったので、
その3に続きます!